日本旅行医学会とAIU保険会社が共催した「新型インフルエンザ対策セミナー」に出席して来た。ウイルス学の視点から東京大学医科学研究所ウイルス感染分野の堀本泰介先生、「新型インフルエンザの対策」について、厚生労働省健康局感染症課の三宅邦明氏、臨床的な立場から神奈川県警友会けいゆう病院小児科の菅谷憲夫先生から講演があった。
共通認識としては、遅かれ早かれ、新型インフルエンザのパンデミーは必ず起こるということである。ただ、マスコミは恐怖を煽りすぎている一方で、タミフルやリレンザの備蓄という基本的な対策が遅れていることが指摘されていた。
その後、新宿を少し歩いてみた。絶対的な人の多さ、鼠が歩道を横切っても無関心な人の群れ、外国人比率の多さ…湿った空気を泳ぐように歩く背中に冷たいものが走ったような気がした。とりあえず、戻ったら、感染疫学を復習して、タミフルの院内備蓄、小児用の挿管セットの購入あたりを院長に進言しましょう。
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