2008年5月6日火曜日
自由の代償
ロースペックのマシンにxubuntuをインストールして、いろんなウィンドウマネージャを試してみました。最終的に、Openboxに落ち着いて、出張中のメールチェック、囲碁ゲーム、スライドのチェックと実演といったところに役割が落ち着きそう。そして、その流れで、今は、メインマシンのウィンドウマネージャを"Étoilé"にするのに試行錯誤している。いろんな可能性を手に入れると、選択の幅が広がってしまい、却っていろんなコストがかかってしまう。昔齧った言語学で言う「恣意性」と「経済性」のトレードオフ。犬のことを"chien"と呼ぼうが、"Hund"と呼ぼうが自由だが、世界中で"dog"と呼ぶことに決めたほうが効率的だ。実際、話者の少ない言語は希少動物並みに絶滅し続けている。けど、言語帝国主義を叫ぶまでもなく、英語だけの世界は味気もないし、英語話者が増える一方で、英語自体が、方言を増殖し、ピジンやクレオール言語を産んでいたり、合衆国内部でのスペイン語話者が増加の一方だったりする。統一と派生、そして分裂。その間を揺らぐのが、自由の代償、まるでLinuxの世界そのまんまだなぁ。
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